INTERVIEWS

SYSTEM ENGINEER

システム設計

2022年入社

入社までの経歴を教えてください

大学では機械工学を専攻しており、バイクや車が好きだったことからディーゼルエンジンの研究に取り組んでいました。卒業後は大手自動車メーカーに入社し、エンジンの評価・解析、燃費や出力の向上を目指した開発業務、さらに複数チームの進捗管理など、多岐にわたる業務を担当しました。転職を考えたきっかけは、家族が増えたこと。遠方のため家族を連れて地元・九州に帰省することは簡単ではなく、またコロナ禍で改めて将来を考える中で、九州へUターンをしたいと思い転職活動を開始しました。

東京エレクトロン九州へ転職を決めた理由

東京エレクトロンの名前は大学の同期が就職していたので知ってはいましたが、なんだか高度で難しそう、というのが正直な印象でした。しかし、当社の人事の方から、「研修が充実しており、異業種からの転職者も多い」とうかがったこと、また面接を通してチャレンジを大事にする社風を感じたことが転機となり、新たな業界への挑戦を決めました。日常生活で欠かせない半導体の将来性に期待感が膨らんだことも決め手となりました。

現在の仕事について

システム設計は、お客さまである半導体メーカーのニーズに応じた装置の仕様設計が主な業務です。各種各様の要望に対し仕様を検討し、時にはこちらのほうがより良いものになると提案することや、100%要望を満たすことができない場合は、代替の提案や新規設計として開発部門と連携をします。現在は米国にあるTokyo Electron America, Inc.に赴任し、よりお客さまの近くでサポートや社内との連携窓口として対応をしています。業務では英語を使用する場面も多く、技術的な内容に関してはもちろんですが、相手とのコミュニケーションには気を遣っています。一方で、仕事の進め方は前職とも共通するので、うまく勘所を掴みながら業務を進められていると実感しています。そうした中でやりがいを感じるのは、お客さまから「ありがとう」と感謝の言葉をいただける瞬間です。前職ではお客さまと直接関わることがなかったので、シンプルですが、その言葉が仕事のモチベーションにつながっています。

印象に残っているエピソード

入社して間もなくの頃、私の部品手配ミスにより20名以上の社員の方々に追加工程を発生させてしまったことが、教訓として深く刻まれています。お客さまとの打ち合わせで要求されていたものを、設計部門の方にアウトプットしたのですが、そこで内容が漏れていたことがミスの原因でした。広範囲にご迷惑をかけてしまうことになりましたが、それでも協力してくれた皆さんの姿が忘れられません。「まずは動く」という柔軟さと、会社全体に根付く「助け合い」の風土のおかげで、無事にやり遂げられた記憶に残る一件でした。

入社して分かった東京エレクトロン九州のすごいところ

九州を拠点にしながら世界有数のお客さまと仕事ができ、グローバルな視点を広げられる点が当社の魅力だと思います。Uターンが目的の転職でしたが、人生経験として海外で仕事をしてみたいとも思っていました。入社後、上司との面談でも定期的にこの希望を伝えていたところ、入社して約2年と年数は浅いですが、現在のように米国での仕事を任せてもらえています。こうした意欲やチャレンジ精神を大事にするところも、当社ならではかもしれません。職種や案件によっては海外出張や駐在の機会があるので、海外に興味ある方はぜひ声を挙げてみてください。

東京エレクトロン九州でかなえたい夢や目標

今後は、新しいプラットフォーム製品の開発に携わり、完成まで導くことが目標です。当社の製造装置は、開発や生産部門が開発・製造した個別のモジュールを組み合わせることで完成しますが、それらを一つの装置(=仕様)としてまとめ、お客さまにつなげることが、私たちシステム設計部の仕事です。特に新製品ともなれば、これまでにはない技術的課題を乗り越えるために工数や関係箇所も多くなり、仕様も高度で複雑になります。責任も困難も大きくなりますが、それだけやりがいもあります。日々の業務を通じて装置への理解をさらに深め、「私がつくりました」と胸を張って言えるような仕事をしたいです。

Message
転職者の皆さんへ

私と同じで、他業界からの転職に不安を感じる方いるかもしれませんが、実際に転職した私から言わせていただきます。大丈夫です。リードタイムを考えて期限に間に合うようにスケジュールを設計する、優先順位をつける、そういった基本的な仕事の進め方はどんな会社においても生きることです。業務に必要な知識は、研修はもちろん、困ったことがあれば相談に乗ってくれる同僚・上司のおかげで、入社してからでも十分に力を身につけることができます。むしろ、異業種の経験は武器になります。異なる視点から業界の常識を見つめることで、新たな発想や提案が生まれることも珍しくありません。心おきなく当社に飛び込んで、自分にしかできない活躍をしてください。

オフの日の過ごし方

熊本は九州の中心部なので九州各地へアクセスがしやすく、同僚たちと九州全域のツーリングを楽しんでいました。米国に来てからは、現地食材を使って料理をしたり、会社の仲間とボルダリングで汗を流したりしています。会社のあるポートランドには「ジャパニーズガーデン」という有名な日本庭園があり、今度家族と一緒に訪れる予定です。海外赴任の期間、せっかくの機会なので、いろいろなところに旅行し家族と楽しい時間を過ごせればと思っています。

お気に入りの熊本

熊本には、各ジャンルで最高峰のものがあると自負しています。食べ物なら、天草の魚介類、阿蘇には赤牛をはじめとした豊富なお肉類、そして各地に点在するファーマーズマーケットでは、新鮮なお野菜を格安で手に入れることができます。私自身も熊本に来て初めて知りましたが、日本で数少ない産地呼称が認められた「球磨焼酎」という、熊本の美味しい水と米で作られたお酒も絶品です。観光地も熊本城や大観峰、草千里ヶ浜、天草の絶景など、挙げ切れないくらいの魅力があります。