STRENGTH 01
TECHNOLOGY

東京エレクトロン九州の技術

半導体製造装置の進化に力を注ぎ続ける東京エレクトロン九州が、
世界をリードし、豊かな社会を実現するために、開発の上で大切にしていることをお伝えします。

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開発を止めない

半導体製造において感光剤の塗布と現像をおこなう装置「コータ/デベロッパ」は、東京エレクトロン九州の主力製品として、数十年もの間、世界で圧倒的なシェア率を誇っています。その訳は、「納品後も開発をし続ける」という姿勢にあります。お客さまから新機種のオーダーを受け、1台目のコータ/デベロッパを納品。そして、リピートオーダー品となる2台目以降を納品する際には、単純に量産をするのではなく、お客さまの意見をうかがって改善プランを提案しながら、その機能を磨き続けます。「ボイスオブゲンバ(VOG)」をキーワードとして、現場でお客さまからのリアルな情報を拾い、開発を続けていくのです。これにより、開発力は向上し続け、お客さまからの信頼にもつながっています。

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前工程だけでなく、
後工程の装置も

マスク製造⼯程、ウェーハ製造⼯程、前⼯程、後⼯程と、半導体の製造にはさまざまな工程があり、各半導体製造装置メーカーはそれぞれが強みとする領域を持っています。私たちは、コータ/デベロッパに代表される「前工程」の装置を最も得意としながら、既存の工程に捉われず新領域となる後工程の装置も開発し、量産までリリースしています。特に最近では、後工程における「半導体アドバンスドパッケージ」という手法が業界で注目されていますが、私たちは随分前からこの技術に取り組み、装置を開発してきました。「こんなものがあったらおもしろい」「こういうことをやりたい」そんなお客さまのお声に耳を傾け、「やってみましょう」と応えるのが私たちの基本的なスタンス。初めから首を横に振ることはありません。だからこそ、装置のラインアップと技術領域の幅を広げることができているのです。

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「常に一歩先」を行くために

東京エレクトロングループの中でも、
東京エレクトロン九州は大気・常圧下でプロセス処理を
おこなえる装置を唯一開発しています。
この工程は、現象が理論通りにいかないことも多く、
プロセス手法、ハードウエア、ソフトウエアが
非常に複雑で、高い技術を要します。
そのため、その道のりは平坦ではなく、
全員で地道に進めていくしかありません。
しかし、だからこそ他社と差別化できるものを
つくりあげることができているのです。
いかに「常に一歩先」を行くことができるか。
私たち全員にその想いがあるからこそ、
こうしたある種泥臭いとも言える開発も、
楽しみながら進めることができています。